Tuesday, November 03, 2009

20091103

この世の中全部がすべて、宗教と風俗という事になってしまえばいいのかな。
一途だが実は全てに於いて一方的な思い込みと、他人の心を縛るという自己満足。 あとは逃れられない己の肉体の快楽を人質にされるという事。。
いや、冗談ではなく、今人々が心から欲して対峙している事を集約するとそういう事になるのではないか。 飢えたる心の充足と肉体の満足だ。

音楽も例外ではない。

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でも残念だが、オレは違うんだよね。
まあ風俗も宗教もボランティアもオレに言わせれば同じだ。 結局自分の為にそれを利用して生きている奴らという事だ。 バカにしてるんではないよ。

でもせめて音楽はさ、色々なしがらみから自由でいたいものだ。 そのぐらいは音楽の特権を生かしてさ。 この世界の本質は何も変わっていないし、それどころか何もかも殆んどが空っぽなのだから。

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以前は(例えば1980年以前とか)人々は心の奥にある欲求を表に出せなくて、故に「カッコいい」こそが真実を導くキーワードたりえたが、今や「カッコいい」「ありえない」「想像以上にやられた」は逆に安易な感情移入や安っぽい個人的主張のサインなので要注意だ。
しっかりと掘り下げる事も無く結論だけすぐに求める感情的な、ほとんどが烏合の衆である場では特にね。 こんな話は盛り下がるけど、やっぱり自覚したい。

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「私を写真家にしてくれたのはヨーコだった.」

写真家のアラーキーはぜんぜん上手な写真って感じじゃないし、どう見ても何かあやしいエロいオヤジみたいなのになんで有名なの?

それはね彼の写真は、人が異性を求め、探求して、それでも当然解らずに、美しいものは実はしみったれていて醜くて、、、でも何故か求め、愛しく抱きしめるしかない命の炎があるからなんだよ。 それは一見華やかでなく、みすぼらしいかもしれないけど、それこそが輝きであり、人であり、愛なんだよ。

ふーん。

でね。今までは写真をやる1,000人の中で一人がアラーキーだったの。

じゃあこれからは?

うーん。言ってみれば今は写真をやる人が100,000,000,000人になっちゃって、その中で一人がアラーキーなの。 だから見つからないの。 大切な才能は誰にも知られずに消えてしまうんだよ。

えー、、じゃあ伝える人いないし、
もう望み無いじゃん。

でもね。
心という意味では
何も変わらず
ひとつなんだよ。
だからどこかで伝わってはいるんだよ。


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すべてが欲望に覆い尽くされてから、
やっと希望の光がかろうじて見えるのだろうか。
せめてそうだと良いなあという夢。

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