Wednesday, July 04, 2012

現在、それでもなお。

Jazzはもう面白くないなどど言われる時もありますが、
それは表面的なノートやハーモニー、スタイルのアイディアが
出尽くした感がある、という観点での話だろうと思います。

そんな現在、それでもなお、
Leszek Mozdzerというポーランドのピアニスト。
今ここに本質的に良い音楽が世の影に隠れず、
生き生きと生きている事に私は狂喜します。
一時ピアノは彼以外聴けなくなる位と言うと大袈裟ですが、
本当に素晴らしい。

クラシック界の天才でチック・コリアらを寵愛し、
ジョー・ザヴィヌルともご機嫌なアルバムを残す
故フィードリヒ・グルダが生きたかった道は
ここにあるのかもしれません。

きっと天国でヤキモチ焼きながら
後輩の活躍を祝福しているのでは?笑

ただ、現実的には
一般的な意味での一流の条件が
ここまでレベルが上がってしまうと
ミュージシャンとしては大きな出来事ですね。

精進して生きたいと思います。


Leszek Mozdzer / Let's Do It Tomorrow
共有という言葉は氾濫しており、あまり得意ではないのですが、
こうして皆さんと素晴らしい音楽を共にできる事は、
シンプルに嬉しいし、ありがたい事ですね。
ではまた!
Y.Harada


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