Thursday, November 07, 2013

現場での悩み

ちょっと苦言。

最近いつも気になって悩んでるんだけど。

ライブと言えば、編成とか曲順とか、曲想とか、ステージセットの提出とか、そういった音楽(パフォーマンス)の内容を事前に決め込むことが殆ど必ず要求される。で、それが音楽であり、現場であり、エンタテインメントであり、プロフェッショナルとしてやるべき事であり、、あたかもそんな暗黙の決まりがあるように、あらゆる現場が動いている。

自由にやらせて貰えるジャズ系ライブハウスを除き、大きなメジャー現場であるほどに毎回毎回ほぼ全て同様であり、非常に窮屈に感じている。まるでマスコミの自主規制や村社会の圧力のように奇妙でしかも抗えないような、これが正しいのですよ的な同一性を感じる。これは一体何なのだろうか。。

何とかこんなイマドキの音楽の現場の習慣から逃れたい。
ライブ・コンサート前はとても繊細な時間なんだ。
ふとした思い付きやサインを待っている時間だ。
お決まりのパフォーマンス・フォーマットがとてつもなく足枷になる。

せっかく音楽をやっているのだから、決まりきったライブ・コンサート制作ではなく、自由で形に捕われない、アーティストのありのままの音楽を伝えるような、そんな時間が私のイメージだ。余計な事に意識を割かれなければ音楽とお客さんと共に瞬間に集中できる。それをうまく現場の人達と力を合わせて作ってゆきたい。

むむ、、
あ、そうか。
現場ではこう答えれば良いのかもしれない。
「フリージャズと思って下さい。曲も何もかも何が起こるか分かりません。すべて瞬間に対応でお任せします。よろしくお願いします。」と。
実はそれが一番近いかもしれない。
音、つまり時間をつくる動機としては。

(*^^*)b


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